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GT-R NSX スープラ [日記]

往年の人気スポーツカーが、装いも新たに次々と登場する。日産自動車は約9年ぶりに大幅改良した「GT-R」を、ホンダも約11年ぶりに復活させた「NSX」の国内受注をそれぞれ今夏から始めるほか、トヨタ自動車も1990年代に人気を集めた「スープラ」の復活を検討しているもようだ。かつて内外で一世を風靡(ふうび)したモデルを独自の最新技術で別次元へとパワーアップさせ、「技術」のシンボルにする狙いがあるようです

 「大きな夢がかなった」。ホンダの新型NSXの製造責任者のクレメント・ズソーザ氏は5月24日、米オハイオ州の専用工場で開かれた量産1号車の完成記念式典で感慨深げに話した。新型NSXはオハイオ州にある「ホンダR&Dアメリカズ」を中心に開発。馬573頭分のパワーを持つ“モンスター”級のハイブリッド車で、アルミニウムなどを主体とした複合素材を車両に採用して軽量化も図った。これらのこだわりにより「異次元の走行性能」(ホンダ広報)を引き出したのが特徴だという。

 初代NSXは1990年9月に発売された。1台800万円という高額設定だったにもかかわらず、斬新なデザインや走行性能の高さなどが受けて、バブル景気に沸く日本を中心によく売れた。2005年12月に生産を終えるまでホンダは世界でNSXを累計1万8737台、うち日本では7416台販売した。ただ初代は販売終了後も高い人気を誇っており、中古車市場などで今でも、500万円以上の高値で取引されているケースがほとんどだ。

 その遺伝子を継ぐ新型NSXの米国内での希望小売価格は15万6000~20万5700ドル(約1600万~2100万円)で、初代の当初価格の2倍~2.5倍にも達する見込み。これは後継の競合車種を同価格帯のポルシェ「911ターボ」やアウディ「R8」に置き、走りに徹底的にこだわったためだという。ホンダは後継車について「走りへのこだわりという当社のメッセージを強く受け取った、財力のある人向けに売り込みたい」(広報)と意気込む。日産は、往年の人気スポーツカー「スカイラインGT-R」を「GT-R」の名称で07年に復活。今夏には、後継投入以降では初の大幅改良を施し、16年モデルとして売り出す予定だ。

 16年モデルは、排気量3.8リットルのV型6気筒エンジンを搭載。気筒別に最適な点火時期を制御する技術の導入でエンジンの出力を米国仕様で565馬力と現行モデルより20馬力高めたのが特徴だという。前面の開口部を広げて冷却性能を向上させ、車体の骨格をより頑丈にすることで、カーブでの運転性能を一段と安定させた。外装のデザインは車前部の開口部を広げたほか、オレンジの新色を追加した。内装には高品質レザーを使用し、ハンドルの操作性も向上させた。価格や国内仕様の詳細は今夏に発表する予定。日産の西川広人副会長は4月1日のお披露目会で、「日産のものづくりへの情熱と技術を詰め込んだ」とアピールした。

 一方、ここ数年、ささやかれているのがトヨタ「スープラ」の復活情報だ。トヨタは12年6月に独BMWとスポーツカーなど4分野で技術提携。BMWのスポーツカー「Z4」の後継車種を共同開発しているとみられ、Z4の後継車を、トヨタブランドでは「スープラ」として展開するとの噂も根強い。スープラは2002年まで販売されたトヨタを代表するスポーツカーで、復活を心待ちにしている愛好家も多いとされる。

 日産やホンダが、往年の人気スポーツカーを矢継ぎ早に「次世代」型に進化させるなか、トヨタが、スープラをどういう形で復活させるのか、あるいはさせないのか?

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